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”人生というゲームでは、うまく逃げきれれば負けにはならない。勝ち組の人から見れば負けは負けかもしれないが、戦い続けるよりも自分に合った生活をつかめる。そういう人間的な生活だってあるのである。”
過酷な競争原理に支配されている現代社会、私のように何の取り柄もない人間に「戦え」というのは「死ね」というのと同じだ。死ぬぐらいなら、早々に負けを認めて競争からリタイヤしてしまったほうがいい。
自分の弱さを認めて世間の競争から逃げてみると、意外と自分の長所や強みが見えてくる。
”人間嫌いの精神とは、他人に甘えず頼らず、孤独の中に自ら楽しみを見出す心である。だが、それは裏を返せば、自分さえいれば自分の人生はまっとうできるということである。”
もしかしたら、世間の大多数の人々も「つるんでいる」ことが何の保証にもならず、時には孤独を貫くことのほうが、幸せに生きられるのかもしれないということに、薄々気付いているのではないだろうか。
昨今の漫画やテレビドラマからも、孤独でいられることの良さを表現した作品が増えているように感じられる。
”友達がいないことは不便かもしれないが、別に恥ずかしいことではない。恥ずべきは自分がいないことである。”
自分がいてこそ、本当に他者とかかわれる。まずは自分を持つこと。しかし、その自分が決して正しいものだとうぬぼれず、ちょっと世間からずれてるな~という自覚を忘れずに社会と関わって生きていく。
それくらいの感覚が自分にはちょうどいい。