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「頑張っても報われない、他人がうらやましい、自分なんてダメだ・・・、とヘコむとしたら、それは自分を活かせない土俵であがいている可能性がある。そんな場所はあえて捨てて、自分が才能を発揮できる世界に飛び込もう」
他人と自分を比べては自己嫌悪に陥り、すぐに凹んでしまう。そんな自分の居場所を見つけるための方法が、とてもわかりやすく解説されています。
人と比べるからうまくいかない
「できる限り他人と比べない生き方を獲得すること。あるいは仮に比較しても、それで人間の価値が上下するわけではないことを認識し、マイナスの影響をもたらさないようにすること」
人と自分を比べると、自分を優位に立たせることだけを考えてしまい、自分が本当にやりたいことや求めているものがわからなくなります。
自分が優位な立場になれば、確かに自尊心は満足し自己愛も満たされます。しかし、そんな一時の感情を満たすことに一生懸命になってしまっては、自分にとっての本当の幸せがどんなものかを考えることが出来なくなってしまうのではないでしょうか。
自分の持ち味そのままで生きられる環境に身を置く
「自分の不得意分野を克服することよりも、自分の性格や持ち味そのままで活躍できる環境に身を置くことが大切」
社交的な人が羨ましい、内向的な自分は情けないなどと落ち込むのではなく、内向的なら内向的でも活躍できる仕事や職場を選ぶ。
人見知りで口下手なら、それを直す努力をするのではなく、そんな性格でも成り立つ仕事に就く。
そうやって、自分の得意分野で誰かの役に立つことを考え、そこに打ち込み、成功体験を積んでいけば、おのずと自信も湧いてきます。
自分の目標を再確認する
「嫉妬するということは、自分が望んでいることを他人が成し遂げたから。つまり、それは”自分の目標”を再確認できるということ。」
嫉妬は自分が成し遂げたいという目標を再確認し、現状とのギャップを埋めるための行動を起こす起爆剤になります。
しかし、自分も含めて嫉妬しやすい人は、本人にとってさほど重要ではないことにもいちいち嫉妬して、イライラしがちです。
でも、よくよく考えてみると、自分が抱く嫉妬心とは、社会や時代の環境に影響を受けたものにすぎません。
そこで少し視点を上げて、物事を俯瞰して見てみると、実は自分にとってどうでもいいことであることも多いものです。
自分という花をどこで開かせるか?
「嫉妬という感情を理解すれば、それを制御する方法も、前向きに変える方法もわかります。自分という花はどこで開かせるべきか気づくことができますし、他人からの負の影響を排除することもできます。」
人間がこの社会で生きていく限り、嫉妬やコンプレックスという感情は絶対に無くなりません。しかし、この嫉妬やコンプレックスを活かすも殺すも自分次第。
私も、すぐに気持ちを切り替えられるわけではありませんが、何かモヤモヤした黒い感情が湧いてきたときは、この本に書いてあることを思い出すようにしています。
すると、自分が今やるべきことが見えてきて、そこに集中しているうちに悩みが消えていくようになりました。
嫉妬深い性格はそう簡単には治りませんが、この性格がプラスに転じることを信じて生きていこうと思います。