内向型警備員の読書ブログ

いろんな本に助けられてきました

不動心

 

 

”僕は、生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力だと考えます。”

 

高校時代からスーパースターで、プロになってからも数々の成功を収めてきた松井さんの言葉だけに、説得力が違いますね。

 

自分自身、今まで生きてきたなかで成功と呼べるものなど何ひとつありませんでした。

 

若いころは、何らかの仕事で成功を収め(何らかと言っている時点でダメかもしれませんが)、生き甲斐にあふれた人生を想像していました。

しかし現実は失敗と困難ばかり、先の見通しも真っ暗で、こんな自分がよくもまあ生きているもんだと少し不思議な感じもします。

 

でも、この松井さんの言葉を知ってからは、今まで不器用ながらも失敗や困難を乗り越えてきた経験が、まさに「生きる力」になっているのかも知れないと考えるようになりました。

 

実際、歴史上の人物や、現代の有名人、いわゆる成功者といわれる人たちの本を読んでみても、上手くいった話より、失敗したエピソードや苦労話のほうが勉強になることも多いです。

 

成功することだけが人生の目的ではない、失敗や困難もまた自分の人生を生きた証になりうる、と思わせてくれる名言でした。